寝ている間などに足が痺れたように痛くなるのって、
足がつると言いますよね。
この足がつるって、別の言い方や医学用語では何というんでしょうか?
今回は意外としられていない、
足がつるの別の言い方や正式名称を紹介します。
足がつるの別の言い方って?漢字では?
足がつるの別の言い方は『こむら返り』といいます。
こむら返りという言葉を聞いたことあるかもしれませんが、
実はこれこそが、足がつるということの別の言い方だったんですよ。
こむら返りの『こむら』とは漢字で書くと『腓』と書き、
ふくらはぎのことを指します。
つまり、こむら返りはふくらはぎの筋肉が収縮して、
痙攣(けいれん)を起こす発作ということなんですね。
ちなみに、足がつるという言葉の『つる』は本来、
釣るや吊るではなく、『攣る』と書くんですよ。
この『攣る』とは、痙攣を起こす、ということなので、
こむら返りも足がつるという言葉も、
どちらも足が痙攣を起こすという意味を持っていたんですね。
わたしも時々寝ている時にこむら返りすることがあるんですが、
あまりの衝撃に起きてしまうほど。
体を冷やさないようにして筋肉をよくほぐし、
ミネラル分をしっかり摂っておくと、
こむら返りを予防することが出来ますよ!
足がつるは医学用語では何と言う?
足がつるという状態や、こむら返りは医学用語で、
『有痛性筋痙攣(ゆうつうせいきんけいれん)』か、
もしくは『筋クランプ』と言います。
『有痛性筋痙攣』は筋肉の線維がいきなり強く収縮し、
痛みを伴うという症状であり、
『筋クランプ』も骨格筋が痛みを伴い痙攣する、
という症状なので、どちらも同じ内容なんですね。
普段わたしたちは『足がつった』とか、
『こむら返りが起きた』とか言っていましたが、
医学用語だとやっぱりかなり難しい名称になってしまいます。
それに、一般的に医学用語はあまり広まっていないので、
誰かに『夕べ有痛性筋痙攣になっちゃって…』と話しても、
何それ?となってしまいそうです。
ただ、足がつってしょうがないため、
整形外科などに行って医師に診てもらうと、
有痛性筋痙攣や筋クランプなどと診断を受けるかも。
有痛性筋痙攣であっても筋クランプであっても、
こむら返り、つまり足がつるということには変わりないので、
頻繁に続くようなら整形外科を受診してみると良いですね。
ちなみに、こむら返りは中高年になるとより起こりやすくなるので、
出来る限り運動不足にならないようにして筋肉を動かしましょう。
そして動かした筋肉はよくほぐして休め、
ミネラルをしっかり摂って、寝ている時もふくらはぎはもちろん、
体が冷えないようにしておくと良いですよ。
ちなみに、ただ筋肉の疲れや血行不良によるこむら返りでしたら、
足のマッサージやストレッチをするだけで問題なく治ります。
まとめ
足がつるの別の言い方はこむら返り。
そしてこのこむら返りは医学用語だと、
有痛性筋痙攣や筋クランプといいます。
要するにふくらはぎの筋肉が収縮して、
痛みを伴うという症状なので、
ストレッチやマッサージ、ミネラル分の補給、
体を温めるなどで改善できますよ!