ドライノーズにはワセリンを塗るといいと聞きますが、
ワセリンって石油から出来ているから、
鼻の中に塗るのはすごく危険な気がしますよね。
実際のところは、どうなんでしょうか…?
今回は乾燥が気になる時期に特に知っておきたい、
ワセリンによる保湿は安全なのかどうかと、
子供がドライノーズになった時の対処法を解説します。
ワセリンを鼻の中には危険?子供の場合
ワセリンって石油由来だから、肌や鼻の中に使うのって、
ちょっとためらってしまいますよね。
でも、確かにワセリンは石油から作られますが、
高純度に精製して作られており、安全性も高く、
不純物が全くないものなんですよ。
医療現場でも使われることが多く、
実はとっても安全で肌に優しいものだったんです。
お肌の潤いを逃がさないように上からカバーしてくれるものなので、
乾燥が気になる時期や赤ちゃんの肌の潤いを守るためにも使われるため、
安心して塗っていいんですよ。
ただし、人によってはワセリンの成分が肌に合わずに、
荒れてしまうこともあるので、ちょっと使ってみて、
皮膚に異常があるようでしたら使用を中止しましょう。
特に敏感肌のお子さんは要注意ですね。
また、乾燥が気になるからと言って、
たくさんのワセリンをベタベタ塗るのは逆効果。
鼻の中の乾燥対策に使う場合も、
綿棒にほんのちょっとだけのせて、
優しく塗っておくようにしましょう。
ただし、あくまでワセリンは鼻の中をこれ以上、
乾燥させないようにするためのものです。
ちゃんと乾燥を治していくのでしたら、
まずは潤いをしっかり与えたうえで、
ワセリンを塗ってカバーしていくのがおすすめ。
でもワセリンってものすごく便利で、
花粉が飛ぶ時期に鼻の穴の周辺に塗っておくと、
ワセリンが空気中の花粉をキャッチしてくれるので、
マスクのような役割も果たしてくれるんですよ!
わたしも毎年、春になると花粉に悩まされるので、
ワセリンを使ってみたくなりました。
子供がドライノーズの時の注意点と対処法
お子さんがドライノーズになってしまった時のために、
知っておきたい注意点と対処法をまとめました。
・鼻の中をいじらせないように保湿する
ドライノーズになってしまうと、
乾燥でどうしても鼻の中がムズムズしてきます。
するとお子さんはいじりだして鼻の中を傷つけ、
鼻血を出したりただれてしまうこともあるんですよ。
そうならないためにも、
ドライノーズスプレーや軟膏などで、
すぐに保湿してあげるようにしましょう。
ただ、鼻をかんでしまうとせっかく塗った薬が取れてしまうので、
塗り直しは必要ですね。
・なるべくマスクをさせよう
ドライノーズは空気が乾燥していることも原因の一つ。
そのため、マスクを装着することで、
鼻の中がこれ以上乾燥しないように防げるんですよ。
お子さんには出来る限り、
外出中は特にマスクをつけさせるようにしましょう。
・悪化する前に耳鼻科を受診する
いくらお子さんに鼻をいじらないように言っても、
ムズムズ感が嫌でほじってしまう子もいるんですよね。
そのため、お子さんがいじってドライノーズを悪化させてしまう前に、
早めに耳鼻科に連れていくようにしましょう。
そうすればドライノーズの治りも早くなりますよ!
まとめ
ワセリンは石油が原料ですが、不純物が入っていないし、
保存性も安全性も高いので、鼻に塗っても問題ありません。
ただ人によっては、肌に合わないこともあるので、
鼻の中に少し塗って異常が出たら使わないようにしましょう。
敏感肌のお子さんが使う場合は特に注意が必要です。
また、お子さんがドライノーズになってしまったら、
スプレーなどで保湿して、マスクをつけさせるようにして、
ドライノーズが悪化する前に耳鼻科に連れて行ってあげてくださいね。