とてもよく似ているヤブニッケイとニッケイ、
それもそのはず、どちらもクスノキ科クスノキ属なのです。
しかし、似ているのは外観だけで効能や香りは異なり、
利用する際にはちょっと注意が必要となります。
ヤブニッケイとニッケイの効能と香りの違い、
それぞれの利用法について紹介していきます。
ヤブニッケイとニッケイの見分け方♪効能や香りに違いは？
具体的にヤブニッケイとニッケイの見分け方を紹介します。
・生息地域
ヤブニッケイは主に福島県以南に分布する
ニッケイは徳之島・沖縄本島・久米島にのみ自生
・葉裏
ヤブニッケイは淡い緑色で毛が生えていない
ニッケイは粉白色で毛が生えている
・葉の形
ヤブニッケイは葉先があまり伸びない
ニッケイはスッと葉先が伸びる
・葉のにおい
ヤブニッケイは葉をもんでもにおいはしない
ニッケイは葉をもむとにおいがして、噛むと甘い味がする
ヤブニッケイは香りの含有量がニッケイの半分以下ですが、
ちゃんと薬効もあります。
ニッケイは香りが強く、ニッキの原料でもあり、
根の皮に薬効があります。
自生している範囲がせまいニッケイですので、
ヤブニッケイと区別するのは比較的簡単です。
ニッケイは外観も香りも特徴が際立っていますので、
葉を見れば簡単にわかります。
ぱっと見は非常に似ていますが、
細かいところに目を配ると結構ちがうのです。
以上のことを知っていれば、
ヤブニッケイとニッケイを見分けることができます！
ヤブニッケイとニッケイの利用方法
おすすめのヤブニッケイとニッケイの利用方法を紹介します。
・ヤブニッケイの利用方法
刻んでハーブティーにする！
ニッケイ程ではありませんが香りを楽しめます。
枝ごとお風呂に入れてしまう！
葉を揉み小枝を折ってこれまた香りを楽しむ。
自律神経調節、糖尿病予防にも効果があるので、
生活に上手く取り入れるとよいです。
・ニッケイの利用方法
焼酎に漬けこんでニッキ酒にする
漬け込んで1週間～10日程でいい感じになります。
芳醇な香りが楽しい。
眠気覚ましに利用する！
副交感神経に作用するので、リラックス効果と共に、
気分をすっきりさせてくれます。
虫よけにする
私たちにとってはとても心地よい香りですが、
昆虫などには好ましくない香りです
香りを楽しむだけではなく実際に摂取してもよいので、
嗜好品としてだけではなく有効に使えます。
まとめ
ヤブニッケイとニッケイ、
似ていますが上手に使い分けることが必要です。
どちらも有効利用できますので、
違いを知り上手に活用してください。
とても利用価値があり、効果も期待できますので、
ぜひ活用してみたい和ハーブです。
ヤブニッケイとニッケイ、
ぜひ手に入れて生活に清涼感をつけたしましょう。