利尿作用が強い飲み物の特徴はカフェイン・糖分を多く含むものです。
紅茶や緑茶、お茶系の飲み物にはカフェインが含まれています。
あまり飲み過ぎると眠れなくなったりトイレが近くなったりして大変です。
長距離バスに乗るなどトイレに行くのが難しい時には特に注意したいところ。
お茶系の飲み物にどれくらいの利尿作用があるのか紹介します。
紅茶vs緑茶の利尿作用くらべ対決!
砂糖の入っていない紅茶と緑茶のカフェインを調べると、
どちらも1杯当たり30㎎程含まれていることがわかります。
でも同じ量を飲んでも紅茶と緑茶の利尿作用が違うのです。
なんとカフェイン、糖分の他に、
カテキンも関係していることがわかっています。
緑茶には多量のカテキンが含まれていますので、
紅茶とくらべてみると利尿作用が強く現れるのです。
お茶ばかり飲んでいるとトイレも近くなり、
より多くの水分を排出することになります。
頻尿の方は緑茶より紅茶を飲む方がよいです。
しかし、体内の毒素を排出するには尿を出すことが大事ですので、
体内の老廃物を出す必要があれば緑茶を飲むことは理にかないます。
単純にお茶系の飲み物の利尿作用だけを比べるならば、
圧倒的に緑茶の方が紅茶に比べて利尿作用が強いです。
お茶系の利尿作用の高いものと低いもの
紅茶と緑茶以外のお茶系の飲み物は利尿作用がどのくらいか紹介します。
玉露はかなり利尿作用があり、お茶系ではトップクラスです。
ルイボスティーも利尿効果が高めで、健康的に排出することができます。
カフェインやカテキンに頼らず豊富なミネラルの働きで、
老廃物をきちんと体外に排出してくれるのです。
逆に利尿作用が低いお茶系の飲み物は、まず麦茶です。
カフェイン、糖分を含まないのであまり利尿作用がありません。
他にもハーブティー、黒豆茶、杜仲茶、玄米茶、プーアル茶、
これらのお茶も同じ理由で利尿作用が低くなっています。
利尿作用の高い低いは尿の量だけが問題になるのではありません。
水分補給という視点で見ると高い利尿作用をもつお茶は、
飲めば飲むほど水分を失うのです。
夏場などは注意したいところで、利尿作用が低い物を選んでください。
脱水症状の危険が増しますので注意しましょう。
自分の状況と体調を把握してお茶を飲み分けてください。
まとめ
普段から何気なく飲んでいるお茶。
種類も多く利尿作用の高低も違いますが、
どちらにしてもお茶は一気にガブガブ飲むものではありません。
できれば健康的にお茶を飲んで、よい所を生かした飲み方をしてください。
コンビニなどで手軽になんとなく買えるお茶ですが、
ちょっと考えて有効な効果を期待できる飲み方を知って頂けたらうれしいです。