大根おろしを食べた後、なんだか胃が痛くなったり、
胸やけしてしまうことはありませんか?
基本的に大根おろしって消化にいいはずなのに、
食べた後胃腸の調子が良くなるのって何だか変ですよね…。
そこで今回は、大根おろしを食べた後に、
胃痛や胸焼けするワケとその対処法を紹介します。
大根おろしがからいと胃に悪い?胃痛や胸焼けも?
大根おろしを食べた後、胃が痛くなったり、
胸焼けしてしまうのは、アリルイソチオシアネートと呼ばれる、
辛み成分によるものだったんです。
このアリルイソチオシアネートは、殺菌効果もあるため、
食中毒の予防効果も期待できるんですが、
ちょっと刺激が強すぎてしまうため、
食べた後に胃が痛くなったり胸焼けしてしまうことがあるんですよ!
つまり辛み成分こそが、胃痛や胸焼けの原因。
殺菌効果が強い分、刺激もあるだなんて、
諸刃の剣だったんですね…。
でもこれはあくまでも、辛味の強い大根おろしを食べたことで起きるもの。
つまり辛味ない大根おろしでしたら、
アリルイソチオシアネートも少ないので、
食べても胃痛や胸焼けを起こすことはありませんよ。
大根って実は、葉に近い部分の方が辛味が少ないので、
大根おろしとかサラダに適しているんです。
反対に大根の下の部分、つまり先っぽの部分は辛味が強いし、
歯ごたえもあるので、どちらかというと漬物に向いています。
胸焼けを防ぐためにも、大根おろしを作る際は、
大根の下の方ではなく、葉っぱに近い上の部分を使うと良いですね。
大根おろしで胃痛や胸焼けにならないための食前食後の対処法
大根おろしを食べて胃痛や胸焼けを防ぐには、
以下の方法を試してみましょう。
・大根おろしをレンジで少し温める
辛味の強い大根の下の部分で大根おろしを作った時は、
食べる前に少しレンジで加熱しましょう。
大根おろしを加熱することで、
辛味成分が抜けて甘くなりますよ!
量にもよりますが、だいたい10~30秒ほどレンジで温めてみましょう。
・すりおろしてから30分ほど置いておく
大根おろしはすりおろしてからすぐに食べるのではなく、
30分ほど置いてから食べるようにしましょう。
空気に晒すことで辛味成分が抜けるので、
食べても胃痛を起こしにくくなります。
・牛乳を飲む
大根おろしを食べた後、胃痛や胸焼けが起きてしまったら、
牛乳をゆっくり飲むようにしましょう。
牛乳には胃の粘膜を保護する働きがあるので、
大根の辛味成分による刺激を抑えてくれますよ!
できれば、ホットミルクにして飲むと良いですね。
冷たいままだと余計に胃に刺激を与えるかもしれないのでご注意を。
以上が大根おろしによる胃痛や胸焼けの対策と対処法。
やっぱり健康にいいといわれている大根おろしを食べて、
胃の調子が悪くなるのは避けたいですよね…。
それに、大根おろしは辛いとちょっと食べづらいもの。
わたしも辛い大根おろしは苦手です。
でも、しっかりと対策すれば、
美味しくそして健康的に大根おろしを食べられますよ!
まとめ
大根おろしに含まれる辛味成分によって胃が刺激されるため、
胃痛や胸焼けを起こしてしまうことがあります。
そうならないためにも、大根をおろすなら葉に近い上の部分を使ったり、
食べる前にレンジで加熱したり、30分ほど空気に晒すといいですよ。
もし大根おろしを食べて胃痛や胸焼けがしてきたら、
温めた牛乳を飲むようにしましょう。