ピリピリした痛みから始まり、赤い斑点と水ぶくれがおこる、
それが帯状疱疹です。
症状が数日続き、身体の左右どちらかの神経に沿って、
帯状に症状があらわれていきます。
この帯状疱疹が赤ちゃんにうつることがあるのか?
また、空気感染することがあるのか?
正しい帯状疱疹の特徴を知って、対策をとりましょう。
帯状疱疹は赤ちゃんに空気感染する?
基本、帯状疱疹が起こる原因は子供の頃に感染した、
水ぼうそうウイルスです。
ちゃんと治療したと思っていても、
実は体内にいつまでも潜伏しているのです。
驚くべきことに数十年にわたって潜伏します!
しかし、健康な場合は症状が現れません、免疫力の方が強いからです。
さて、赤ちゃんはどうでしょうか?
残念ながら帯状疱疹は赤ちゃんに空気感染します。
感染源となる症状が現れている人から、
数メートルまでもウイルスが飛散されます。
帯状疱疹を発症した場合は、赤ちゃんに近づかない様にしてください。
ただし、赤ちゃんがすでに水ぼうそうにかかったことがある、
水ぼうそうのワクチンをちゃんと2回受けたことがある、
この場合はうつることは少ないです。
水ぼうそうは必ず1度はかかるものだからと言って、
対策を取らない方もいますが、これは大きな間違いです。
予防接種を受けていれば、
生涯において水ぼうそうにも帯状疱疹にもかからない、
ちゃんと予防できる病気なのです。
1歳になれば水ぼうそうの予防接種ができます、
なるべく早く対策をして、帯状疱疹を予防しましょう。
以上のことから、予防接種を受けられない0歳児がいる場合、
空気感染する危険があるので、近づかないことです。
帯状疱疹のうつる期間と感染経路
帯状疱疹がうつる可能性がある期間は、まだ明確にはわかっていないのです。
目安としては、皮膚が完全にかさぶたになるまでは、
うつる可能性が非常に高いと考えてください。
帯状疱疹の症状が現れたら、赤ちゃんはもちろん、
大人にもうつる可能性があります。
感染経路は空気感染だけではなく、
お風呂やプールでもうつる可能性があります。
帯状疱疹の症状が出ている場合は、
お風呂はシャワーだけで済ませると、より感染するリスクが減ります。
また、帯状疱疹にかかっている方が触ったところには、
ウイルスが付着している可能性が非常に高いです。
念のために、タオルやスリッパなどを共用するのは避けてください。
まとめ
帯状疱疹の原因は免疫力の低下とウイルスによるものです。
しかも、水ぼうそうにかかったことがある人は、
すべて、帯状疱疹にかかる可能性があります。
赤ちゃんはもちろん、免疫力が低下する高齢者などは、
予防接種することをおすすめします。
帯状疱疹にかかったら、赤ちゃんにうつさないようにしたいです。
無事予防接種を受けるまでの間、
赤ちゃんが安全に過ごせるための参考になれば幸いです。