どちらもアミノ酸であるシスチンとシステイン、
名前は違っていますがどちらも身体によい影響を与えてくれます。
現在シスチン、システインを含んでいる化粧品やサプリメントが多数あり、
身近なものと言えるものです。
どの様にしてこの2つのアミノ酸を有効活用できるか、
目的別に上手く使い分ける方法を紹介します。
シスチンとシステインの違いって?
システインが2分子結合したものがシスチンです。
どちらも体をつくるたんぱく質として使われます。
システインは皮膚や髪、つめの中に含まれているたんぱく質に含まれており、
メラニンの働きを抑制してシミの予防にもなります。
他の成分とも合成し、さまざまな働きもありとても有効な働きがあるのです。
しかし、なかなか日常の食事から摂取することが難しい栄養のひとつとなります。
シスチンは髪やつめに含まれる成分で、
たんぱく質であるケラチンの成分となっています。
アミノ酸であるメチオニンからも作られますが、
体内で合成されないアミノ酸なのです。
食事などで意識して摂取することになりまのでシステイン同様に、
摂取することが難しいです。
シスチンは体内で分解することによってシステインとなり、
前述した効果を発揮します。
システインとシスチンの構造は摂取する時に違いがありますが、
体内で働く場合はどちらもシステインとして働くのです。
シスチンとシステインの目的別おすすめサプリ
シスチンは摂取するとシステインに変化するので、
システインと結びつくことによる効果を目的別に紹介します。
ビタミンCが含まれているサプリメントを使用した場合、
メラニンの生成を抑えシミの予防、防止に効果が期待できます。
テアニンを含むサプリメントを使用した場合は、
体の抵抗力を向上させ、風邪やインフルエンザの予防になります。
メチオニンを含むサプリメントを使用した場合は、
アレルギーの原因になるヒスタミンを抑制してくれます。
またコレステロールの増加も抑えますので肝機能の向上も期待できますよ。
美容と健康のために積極的に取ることによって効果があるわけですが、
それだけに頼らず、システインと相性のよい栄養素を知り、
上手に活用してください。
まとめ
シスチンとシステインについて紹介しましたが、
ただそれを含んでいればなんでも効果がでるという訳ではありません。
サプリメントに含まれる栄養表示をちゃんと理解し、
自分がいま何を必要としているか把握してください。
それに加えて、きちんと生活リズムと食事のとりかたを整え、
女性ならばお肌のケアなども一緒に取り組むべきです。
理想を述べるならば、サプリメントを利用しない生活が一番ですが、
なかなか難しいことでもあります。
効果的で有用なシスチンとシステインの使用法の参考になればうれしいです。