人間の体内には2種類の脂肪細胞が存在します。
白色塩部細胞と褐色脂肪細胞です。
注目すべきは褐色脂肪細胞の働き、
この脂肪細胞を活性化させると体に良い影響を与えてくれます。
健康を得るだけではなく、ダイエットにも効果的で、
たいへん有益な脂肪細胞なのです。
これから褐色脂肪細胞について紹介いたします。
褐色脂肪細胞の多い人の特徴
生まれたばかりの赤ちゃんや冬眠する動物は褐色脂肪細胞が多いです。
見た目は鉄を多く含むので茶色く見えます。
脂肪のイメージとして肥満の原因と思われがちですが、
褐色脂肪細胞は逆に脂肪を燃やす働きがあるのです。
結果、褐色脂肪細胞のおかげで基礎代謝が上昇し太りにくい体となります。
基礎代謝が上昇していると体温も高くなり免疫力も上がり、
健康的に生活することができます。
冷え性等に悩むこと等もなくなり褐色脂肪細胞が多いとなにかと有益です。
しかし褐色脂肪細胞は成長期になると減少していきます。
しかも日本人は遺伝的理由により褐色脂肪細胞が少ない方もいて、
発熱量が少なくなってしまう場合があるのです。
よって脂肪がたまりやすくなり、
世界で2番目に太りやすいというデーターもあります。
褐色脂肪細胞が多い方はスマートで体温が高いです。
何を食べていても、同じ食事でも太りにくい人がいるのは、
褐色脂肪細胞が多い人といえます。
褐色脂肪細胞の増やし方のコツ
成長と共に減った褐色脂肪細胞を増やすためには、
いくつか方法があります。
褐色脂肪細胞に限らず体に負荷がかかると、
それに耐えるために必要な体組織を増やします。
どの様な負荷をかけると褐色脂肪細胞が増えるのか？
それは体温を上げる必要があるという負荷を体にかけることです。
単純に体を冷やして刺激と負荷を与えることによっても効果があります。
温水浴と冷水浴を繰り返す、
お風呂で温まったら冷たいシャワーを浴びる。
しかし冷たい水を体に浴びるのはちょっと辛いです。
その場合は手だけでも温める・冷やすことを繰り返しても効果があります。
また運動によっても褐色脂肪細胞を増やすことができます。
人の筋肉は遅筋と早筋がありそれぞれ役割が違い、
褐色脂肪細胞を刺激するのは遅筋の方です。
この遅筋を増やすには有酸素運動が効果的で、
ウォーキングやジョギングを行うことなどが適しています。
無理なく自分にあった方法を選んで、
褐色脂肪細胞を増やしてください。
まとめ
褐色脂肪細胞はとても体に必要なものです。
上手に増やして健康になるために、
ケアを行ったり運動したりしてください。
食事を楽しみたいけど食べすぎかも、そして太っちゃうかも、
そんな悩みを解消するためにも褐色脂肪細胞は有効です。
褐色脂肪細胞を増やしてよい体質を得る参考となればうれしいです。