タピオカ粉と片栗粉って、一体どんな違いがあるんでしょうか?
どちらもデンプンを粉状にしたものなんですが、
食感や味はどう違うのかイマイチわからないですよね。
そこで今回は、タピオカ粉と片栗粉の違いを解説していきます。
タピオカ粉と片栗粉の違いは?
タピオカ粉と片栗粉はまず原料が違いますね。
タピオカ粉の原料はキャッサバ芋という熱帯性の植物の根茎です。
一方、片栗粉は馬鈴薯(ばれいしょ)という芋が原料。
どちらも芋が原料なんですね。
しかも、タピオカ粉と片栗粉、どちらも料理に使えば、
モチモチとした食感を生み出すといわれています。
ただし、それぞれ用途が異なるんですよね。
まず片栗粉はあんかけなど、料理にとろみをつける際に、
水で溶いてから流し込みます。
また、肉などにまぶして揚げることで、
衣がカリッとした竜田揚げを作ることも出来るんですね。
一方、タピオカ粉の近い道はその名の通りタピオカを作ること。
ところが、実はタピオカ粉も料理に使うことで、
もっちりとした食感を出すことができるんですよ。
特にタピオカ粉はグルテンフリーなので、
小麦粉の代わりとして使ってパンや麺などを作れば、
小麦粉アレルギーの人でも食べられるようになります。
意外とタピオカ粉も料理に活用できるものだったんですね。
タピオカ粉と片栗粉の食感や味や性質について
タピオカ粉と片栗粉は特に味に違いはありませんが、
食感と性質がやっぱり異なります。
簡単に言ってしまえば、片栗粉は粘度が高いため、
とろみをつける性質を持っています。
また揚げ物の衣に使った場合も、表面をカリッとさせるけれど、
油の吸収率もいいため、ダイエット中の人は注意が必要。
そして、タピオカ粉はモチモチとした食感を生み出す性質が強く、
水に溶いた場合でも、硬くならずにプニプニとした食感をキープします。
だからこそ、タピオカを使ったドリンクやデザートなどでも、
あのもっちりとした食感が楽しめるんですね!
分かりやすく言うなら、料理をトロトロにしたいのなら片栗粉、
もっちりプルプル食感にしたいのならタピオカ粉が適しています。
しかも、タピオカ粉もとろみをつけるのにも使えるので、
片栗粉の代用品としても使えるでしょう。
タピオカ粉と片栗粉って、本当に微妙な違いがあるんですね。
ちなみに、白玉粉ももっちりぷるんとした食感を出す性質を持つので、
タピオカ粉の代用として使うことが出来ます。
もし近所のスーパーでタピオカ粉を取り扱ってなかったら、
白玉粉でもちもち食感のお菓子やパンを作ってみましょう。
まとめ
タピオカ粉はキャッサバ芋を原料にしており、
もっちりぷるんとした食感を出すのに最適。
そして片栗粉は馬鈴薯を原料としており、
あんかけなどの料理にとろみをつけたり、
竜田揚げの衣として使うことが出来ます。
違いは微妙なんですが、それぞれの性質を生かして、
料理に活用していくといいですね。